みなさんこんにちは。「はじめまして」の方が多いと思いますのでご挨拶からさせていただきます。株式会社インベストラストの福永です。
今回からrigoo.netで執筆させていただくことになりました。ぞうぞ、よろしくお願いいたします。
私はこれまで証券会社のストラテジストとして、またテクニカルアナリストとしての見方を交えて個人投資家の方に株式投資を中心に投資のノウハウについてお話しをしてきました。
そういったこれまでの経験を生かし、rigoo .netでは株式投資と商品投資の関係から、私なりの視点で読者の皆さんの投資のヒントとなるような内容をご紹介させていただこうと考えています。
基本的には、CFDを活用した投資です。
CFDには、
と、いったものがあるわけですが、こういった商品と企業活動の関係は、みなさんがご存じのように相当深いものがあります。
そこで、今回このような記事を目にしましたので第1回のお話としてご紹介させていただきます。第1回の商品はココアです。商品市況となるとどうしても、原油や金とイメージが先行し、それらに目が奪われがちですが、実はココアも高値更新中の商品なのです。
日経の記事によりますと、9月30日に国際指標であるロンドの先物(期近)が、1トン2085ポンドを付け、1985年以来の高値となったそうです。何と24年ぶりの高値と言うことになります。
ここで、そのココアのチャートをご覧いただきましょう。
London Cocoa,GBP Dec09(week)
このチャートは現在取引されているcocoaの先物です。10月に入って目先下げてはいるものの、価格の上昇トレンドが続いているのがわかります。この上昇の背景については、ファンドが割安感の強い商品に投資資金を振り向ける動きが目立ち、ココア先物にも波及しているとのことでした。
さて、ここからが問題です。Cocoaの今後の価格動向を考える上で、まずcocoaを必要としている需要家について考えてみましょう。ココアの需要家はチョコレートやココア飲料を扱うメーカーと言うことになりますが、新聞の記事にあるように高値更新が今後も続くとなれば、これらメーカーは価格の上昇をリスクヘッジするために、先物を買うといった動きに出るはずです。
しかし、実際のチェコレートやココア飲料などの売れ行きが悪ければ、需要が伸びないと判断されるため、需要家としてのメーカーが大量にcocoaの先物をヘッジ買いするということは考えにくいということになります。そうなりますと、ファンドが売りに回った時、買い手がつかず、cocoaの価格が下落に向かってしまうかも知れません。
すなわち、cocoaの上昇が続くかどうかは、こういったメーカーが取り扱う商品の売れ行きに長期的には近づいていくのではないかという判断ができないか、ということです。
こうした観点からすれば、仮に現在ファンドの資金が買いに回っているとしても、メーカーの販売数量が伸びていないと知ったファンドの運用者たちも、将来の需要が落ちることに気づき、売り手に回り、価格が元の価格に近付くと言うことが考えられるのではないでしょうか。
日本企業の中間決算の発表は11月中旬にピークを迎えますが、こうした最終需要家の商品別の販売状況から、まだココアの上昇が続くのか、一服するのか、判断して見るのも面白いと思われます。
ちなみにココアに関連する日本企業の例として・・・・
明治ホールディングス、モロゾフ、正栄食品工業、森永製菓、森永製菓、グローバルダイニング、六甲バター、ADEKA、ブルボン、石光商事などがあります。
これからの約1カ月は、cocoaの価格が行き過ぎなのか、適正価格なのか判断する絶好のチャンスとなるかも知れません。